ハローこんにちは。
尾宅野リッカです。
時は6月。雨の季節が来ましたね☔
去年までは雨が憂鬱すぎて「梅雨よ、早く過ぎろ~!! 」としか思っていませんでしたが、
つい先日、「雨って優しさを秘めてるんだね」と気付かされた映画作品に出会えました!
作品名は「いま、会いにゆきます」
公開されたのは2004年と古いですが、日本に一大ブームを巻き起こした有名映画の1つです(私は当時は定番すぎて興味が沸かなかったため、見たのはつい最近です💦)
ストーリーは、1年前に亡くなったママが雨の季節に約束通りに戻ってきたことから始まるものなんですけど、
めっちゃ泣きましたよぉぉ~!!
涙無しには見られない、雨の季節の家族愛ファンタジーでした!
雰囲気が優しい映画ながらも、母親の強さのようなものも盛り込まれていて、
普段は恋愛映画をどこか冷めた目で見てしまう私でも夢中になって最後まで見てしまいました!
2019年には韓国リメイク版も公開されたほどの感動作なのですよ~( n´∀`)n
というわけで、ご紹介させて頂きますね♪
Contents
「いま、会いにゆきます」はどんな作品?
ストーリー概要はこうです。
実は澪が一家に戻ってきたのは「神様の気まぐれ」ではなく、とある理由があって・・・
↑これ自分で書いてて泣きそうになりました(おい)
暖かい家族愛を雨の風景が包み込むように演出してくれているのですが、その世界観が幻想的でとても癒されます☔
と聞くとフワフワした内容の映画を想像する方も多いかもしれませんが、実は、見る人を最後の方であっと言わせてくれる筋書きがあるんです!
(どんな筋書きなの?とか聞かれたら即答えたくなりますが、ネタバレになってしまうのでガマン・・・つら・・)
これまで恋愛映画って退屈なイメージが強かったのですが、この作品はとても芯があります!
- 秋穂澪(妻):竹内結子
- 秋穂巧(夫):中村獅童
- 秋穂祐司(息子):武井証
祐司の担任役のYOUさんも個人的に好きです。
また、当時小学生だった美山加恋さんが、祐司を応援する友達役で出ています。ファンやアニメオタクにとってはちょっとした秘蔵映像かもですね(´艸`*)
あと、オレンジレンジの歌う主題歌「花」も作品のイメージに合っててすごく良いですよ🌼
作品の見どころや心に残ったところを、感想とともにご紹介
ネタバレ極力無しで語らせて頂きますね!
丁寧なストーリー編成で、あっと驚く筋書き
時は、息子の祐司が6歳だった頃。
母親の澪の一回忌のお墓参りで、親戚から「無理して祐司を生んだから澪は死んだんだ」とヒソヒソ言われながらも、祐司はママの手作り絵本をめくっています。
実は澪は「1年後の雨の季節に戻ってくる」という言葉を亡くなる前に残していて、絵本にも同じことが書いてあったのです。
父親の巧も澪のその言葉を信じていて、祐司とともに雨の季節を楽しみに待っていました。
そして迎えた雨の休日。
巧と祐司は森の中を散歩していて、廃棄工場で佇む澪を見つけます。
ふたりは喜んで駆け寄りますが、澪は記憶を持っておらず、巧のことも祐司のことも覚えていません。
帰るあてもない澪に手を差し伸べ、秋穂家は、父・母・息子の三人暮らしを再び始めることになりました。
三人での生活は幸せなものの、記憶が戻らない澪は、巧に
「私たちのことを教えて!どうやって知り合って、どうやって恋をして、どうやって結ばれたの?」と、尋ねます。
・・・とまあこれ以上詳しく書くと長くなるしネタバレにもなってしまうので、それ以降はざっくり説明しますと
- 家族生活の中で、巧が澪に馴れ初め(高校時代~)を語っていく
- 雨の季節が終わり、澪とのお別れを迎えてしまう
- 澪が残した日記によって、澪視点からの馴れ初めが巧に語られていく
そして日記の内容は、澪が雨の季節に戻ってきた理由に繋がっていくので「ああ!そういうことだったのかー!!」と、最後にやっと1本の線で繋がるのです!
すごい筋書きですよ!!
子供のいる家族生活の中で、父と母が昔の恋のおさらいをしながら再び恋に落ちていき(❶)、
父と母の両者の視点から恋の答え合わせをしていく(❸)という異色のラブストーリー!!
何と言っても、初々しいカップルのような巧と澪のキス✨を見守る祐司が可愛いかったです⸜( ´ ꒳ ` )⸝
そして終盤では「いま、会いにゆきます」の意味が明かされるのですが、
その言葉が、いつ・どこの誰に向けられているのかが分かったとき、すごく泣けました😭
実は、母である澪の人生をかけた決心がこもった言葉だったんです!!
澪と巧のピュアな愛に満ちたもどかしい馴れ初め
高校のクラスメイトだった澪と巧。
お互い小心者だったのでまともに会話を交わしたことがなく、実は両想いだったことはずっと後から判明します。
卒業後に“友達以上恋人未満”になるまでのデートはカフェで1回だけだったり、
その後に遠距離の二人の心を繋ぎとめていたのは手紙のやりとりだったり、
馴れ初めがすごくもどかしいんです(;”∀”)💦
巧は大学生のときに脳内の化学物質分泌異常の病気になり、(症状は人混みや電車で気分が悪くなったりとか)普通の人が普通に出来ることが出来なくなってしまいます。
自暴自棄になって大学を辞め、「こんな自分は澪にふさわしくない」と決めつけ一方的に澪に別れを告げます。
が、澪はそんな巧をひまわり畑に呼び出して・・・
こう言って抱きしめます。
大丈夫よ、大丈夫、私たちは。
私と、あなたはずーっと一緒なの。そう決められているのよ。
そう、たったひとりの相手なのよ。
好きよ。
この不思議だけど頼りがいのある愛の告白は、実は澪自身にも言い聞かせているものなんです!
竹内結子さんの透明感と雨がおりなす幻想的な世界観
何度も言いますが、シーン1つ1つが美しくて魅力的なんです!
竹内結子さんの透明感と雨が調和していて、ロマンチックな雰囲気が最高潮にかもし出されています:*:(´- `*)
中でも一番美しいと感じたのは、記憶を持たない澪が雨の森の中で巧と祐司に見つけられるシーン。
黒髪・白いワンピース・ピンク色カーディガンという美少女とも若奥様とも取れる格好で、キョトンとした顔で雨の中に佇んでいて、すごく可愛いんです💕
(1年前に死んでいるはずなのに邪気を全く感じず、「実は双子の姉か妹?」と疑う気すら起きませんでした)
そして夫の巧役はフツメンの中村獅童さんなので(とか言ったらファンに怒られるかも)、程よく「現実の家族っぽさ」が出ていて微笑ましさもあります♪
全体的に見ても、ファンタジー好きなら絶対にハマる幻想的な世界観だと思います!
「家族と過ごす時間は有限だからこそ大切にしよう」と思える
秋穂家が再びママと一緒に過ごせたのは6週間という短い期間でしたが、それを悲しいこととは思えませんでした。
(「ママは雨の季節が終わると帰ってしまう」と皆が薄々勘づいていく描写は見ていてツラかったですけれども・・・)
「自分を生んだから澪は死んだ」と思い込んでいた祐司にとっても
「澪を幸せにしてやれなかった」と思い込んでいた巧にとっても
気持ちの整理ができた大事な期間だったから、ネガティブなイメージが少なかったんです!
また、私的に「秋穂家のここが素敵!」と思ったことのひとつは、
手作り絵本・日記・手紙などの“形に残るもの”を家族のメモリーとして大事にしていた点です。
今は何でも電子で記録できちゃう時代だけど、やっぱり心を込めて作った物って、暖かみのある宝物なんですね(ღ˘◡˘ற)‧⁺⁎♡
話飛んじゃいましたが、そもそも、家族と永遠に一緒に居られないのは全員に言えるので
と、作品を見て再認識しました。
今さらだけど、旅行写真のアルバムとか手作りしてみようかな・・・なんて💖
最後のシーンでは18歳になった祐司が巧と背比べしていて、
「こんなに立派に育ってくれて嬉しいよー!」と思えてブワーっと涙が出てきました(´;ω;`)
亡きお母さんの愛をたっぷり受けて育ってくれて本当に良かった・・です✨
作品のモデルを知ってさらに感激!
この作品の優しさはどこから来るのだろう?と思っていましたが、原因が分かりました。
実は、100%フィクションではないんです。この作品。
モデルがちゃんといて
- 巧のモデル:著者(市川拓司先生)
- 澪のモデル:著者の妻と母親
というから衝撃でした(゚Д゚;)!!
以下、著者のコメントを引用しますと
医者から「生めばあなたの命は保証できない」と告げられたのに、
それでも産院を変えてまでして母がぼくをこの世に迎え入れてくれたこと。
様々な不具合を抱えたぼくが、奥さんとの付き合いを諦め離れようとしたのに、
それでも彼女から会いに来てくれたこと。
そのふたつの「決意」がこの物語の核となっています。
(引用元:映画『Be With You ~いま、会いにゆきます』公式サイト)
発達障害を抱えて生きてきたという市川先生の、魂が込められた作品なのです!!
「いま、会いにゆきます」はどの配信サービスで見られる?
U-NEXT (※)とAmazonプライムビデオで、見放題で見ることができます!
どちらも無料体験できますので、是非見てみて下さい~🤗
韓国リメイク版ももちろん視聴!
韓国リメイク版の名は「Be With You ~いま、会いにゆきます」
2019年に日本でも公開された作品です。
夫の職業とか年齢とか細かいところで違いはあるものの、ストーリーは基本的に日本に沿っています!
見た感じ、日本バージョンより全体的にフランクで、韓流映画のテンションが加わっている気がしました。
(奥さんが顎に激突されて鼻血が出たりとか、少しコメディ要素もありましたね😅)
現在、U-NEXT (※)とhuluとAmazonプライムビデオで見放題対象となっています❣
個人的には、日本バージョンを見てから鑑賞するのがおススメです( • ̀ω•́ )✧
夢みたいに出会えた奇跡の物語で涙腺崩壊したオタク女から、最後に
以上。
「こんなに美しい恋愛作品があったなんて・・・」と思わせてくれる家族愛ファンタジーのご紹介でした✨
それでも“雰囲気勝ちの映画”に留まっていなく、ストーリーもしっかりしているので、恋愛モノが不得意なお友達もハマれると思います!!
たとえ短くても、愛するあなたたちと一緒にいる未来を私は選びたい。
という澪の言葉をむねに、今年の梅雨は「雨の優しさ」を味わいながら過ごそうと思います。
(雨の日に森の中を歩いたりなんかしたら、この作品を思い出して涙が出てしまいそうですね💦)
美しき澪を演じてくれた竹内結子さんのご冥福をお祈りします。
それでは、ごきげんよう💖☔